2023年1月更新
こんにちは、 弥生会計ソフトを初めて使用する経理初心者の方は、仕訳入力をどの帳簿や伝票に入力するか、迷った事はありませんか?
弥生会計ソフトの操作マニュアルは、次のように記載されていました。
- 帳簿から仕訳を入力する方法。
- 伝票から仕訳入力する方法。
*引用:弥生会計ソフト操作マニュアル
私は、どちらに仕訳入力をするのが良いかが分かりませんでした。(・・?
実際に帳簿や伝票に入力をし、一番使いやすい方法を選びました。
それは、振替伝票だけで入力する方法です。
理由は、振替伝票入力をすると全ての取引を確実に効率的に入力できるからです。
私は弥生会計ソフトを使用して16年になりますが、振替伝票だけで仕訳入力をしています(*^^*)
今回は、
- 仕訳入力を振替伝票だけで入力する3つの理由。
- 仕訳入力の方法を弥生会計操作マニュアルで調べた時の体験談。
についてまとめてみました。
振替伝票はどのような伝票か
振替伝票は、現金以外の取引の時に使用する伝票です。
弥生会計は「振替伝票」の他に「入金伝票」「出金伝票」がありますが、どの伝票か入力をしても、他の帳簿に転記されます。
弥生会計の仕訳入力を振替伝票だけでする理由1
仕訳入力を振替伝票だけでする理由1つ目は、多様な使い方ができること。
振替伝票は全部の取引を入力できる伝票で、複合仕訳も入力できるからです。
全部の取引とは
- 入金
- 出金
- 預金
- 売掛
- 買掛
を含む その他の取引すべてです。
振替伝票はどんな取引の仕訳でも、入力できるので便利です♬
複合仕訳とは
複数の行でひとつの取引を表すことです。
画像
1行目 普通預金69,800 売上 70,000
2行目 支払手数料 200
1行目と2行目を合わせて、ひとつの取引になっています。
複合仕訳の入力は、時々でてくるのですが弥生会計の振替伝票で入力できます。
他の帳票や伝票では入力できません。
以下の項目なども複合仕訳で入力する時があります。
- 法人税
- 租税公課
- 雑費
- 前払費用
ひとつの伝票ですべての取引が入力できるので、最初に振替伝票の操作を覚えてしまうと、とても楽です(*^^*)
弥生会計の仕訳入力を振替伝票だけでする理由2
仕訳入力を振替伝票だけでする理由2つ目は、管理がしやすいからです。
振替伝票だけ使用するので、管理が簡単になります。
帳票に全部転記される
弥生会計の振替伝票で入力したものは、以下の帳簿に自動的に転記されます。
- 現金出納帳
- 預金出納帳
- 売掛帳
- 買掛帳
- 仕訳日計表
入力状況を確認する時や修正の時は、それぞれの帳票からも確認できます。
帳票の中の、[振伝]を押すと、入力した日の振替伝票の画面に遷移するので、そこから修正ができますよ(*^^*)
弥生会計の仕訳入力を振替伝票だけでする理由3
仕訳入力を振替伝票だけでする理由3つ目は、仕訳入力ミスが減る
振替伝票は借方、貸方が伝票に表示されているので仕訳を確認しやすいからです。
借方と貸方を逆にしてしまったりすると、残高が合わなくなってしまいます。
振替伝票は、早めに間違いに気が付くので作業しやすいです。
私は初心者のころ仕訳入力が終わると、帳票(総勘定元帳)を開いて入力ミスがないかを確認していました。
残高がおかしかったりすると、仕訳の入力が間違っているとすぐに気が付くので、
すぐに仕訳の修正をしました。
これを繰り返していたので、何をどう間違えたかを確認でき、振替伝票で仕訳をしっかり覚えることができました。
だんだんと入力ミスが減りました。(^-^)
振替伝票の入力方法
振替伝票の入力方法です。
「帳簿・伝票」の「振替伝票」を選択します。
以下の順に入力します。
①日付
②借方の勘定科目
③借方の金額
④貸方の勘定科目
⑤貸方の金額
⑥摘要
登録を押す。
また、振替伝票で効率よく入力できる方法もご紹介していますので、参考にしてみて下さいね。
私が実際に振替伝票に入力している様子!
実物の出金伝票と入金伝票は使用しています。↓
入力は振替伝票にする↓
売上で入金伝票を使用した時も振替伝票に入力しています。
支払で出金伝票を使用した時も振替伝票に入力しています。
また、複合仕訳や諸口など振替伝票でないと入力できない仕訳もあります。
振替伝票だけで入力するので他の伝票や帳簿を開く必要がないので、効率よく処理ができます。
私は一番わかりやすい振替伝票だけで仕訳入力をする様になりました(*^^*)
まとめ
仕訳入力を振替伝票だけで入力をおすすめする理由は以下の3つです。
- 多様な使い方ができる。 すべての取引、複合仕訳も入力できる。
- 仕訳入力ミスが減る。 借方、貸方を確認できるので入力ミスが防げる。
- 管理がしやすい。 振替伝票入力だけで帳票もすべて管理できる。
業務が細分化され、すでに帳票や伝票入力の方法が決まっている場合や、独自の入力方法がある方もいらっしゃると思います。
まだ仕訳入力方法を迷っている場合や、今の入力方法がご面倒な方は振替伝票からの入力が一番おすすめです(*^^*)
よかったら お試ししてみてくださいね!
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