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【弥生会計】初期設定の注意点!作業の流れを初心者の方にもわかりやすく解説!

             弥生会計画像

画像引用:弥生会計公式

 

弥生会計の初期設定では、一度設定をしてしまうと変更できない内容があります💦

内容を修正したい場合は、最初からデータを作成して、会計処理をやり直すことになってしまうのです(>_<)

今日は弥生会計の初期設定の注意点と、作業の流れを簡単にまとめてみました。

弥生会計を購入した後どのように使うのか、作業の流れを知りたい方や、初めて弥生会計を使用される方は是非ご覧くださいね。

弥生会計の作業の流れは、次のとおりです。

【弥生会計使い方の流れ】
  1. 導入(初期設定):事業所データ、基本情報の入力
  2. 日常処理:日常の入力業務
  3. 決算処理:決算書の作成
  4. 繰越処理:次年度に繰越

 

 

では、順番に見ていきましょう。

1.導入(初期設定)

弥生会計ソフトを使うための初期設定では、以下の2つを入力します。

  • 事業所データ
  • 基本情報

事業所データの入力

事業所データは、弥生会計の「スタート」から「データの新規作成」を選択して、作成します。

法人事業所データと、個人事業所データでは入力する内容が少し異なります。

*法人の事業所のデータ作成

法人の場合は、「法人/一般」を選択します。

データの入力内容は、以下のとおりです。

【法人データ入力内容】

  • 事業所名:株式会社〇〇〇〇
  • 法人番号:法人のマイナンバー
  • 決算期首日:事業年度の期首日
  • 製造原価:製造原価科目を使う予定がある場合にチェック
  • 中間決算:中間決算を行う場合にチェック
  • 電子帳簿保存:データの変更履歴の記録をする場合にチェック

 

製造原価とは、その製品を製造する際に発生した原価を全て合算したもので、製造業や建設業で使われる勘定科目です。

製造原価の設定は、チェックを入れた後に設定を取り消すことができないので注意が必要です。

また、電子帳簿保存の設定は、会計期間中に変更ができません。
次年度への繰り越し時に、次年度で使用するかどうかを選択できます。

*個人の事業所データの作成

個人の場合は「個人/一般「個人/農業」「個人/不動産」から選択 します。

データの入力内容は、以下のとおりです。

【個人データ入力内容】

  • 氏名
  • 事業所名:事業所名か個人の名前
  • 青色申告、白色申告を選択:「個人/一般」「個人/不動産」のみ
  • 会計年度:会計処理をする年
  • 不動産所得:不動産所得がある場合にチェック
  • 製造原価:製造原価科目を使う予定がある場合にチェック
  • 電子帳簿保存:データの変更履歴の記録をする場合にチェック

 

個人の事業所データ作成の場合も、製造原価の設定はデータを作成後に変更できないこと、電子帳簿保存は会計期間中に変更できないことに注意しましょう。

 

次に基本情報を設定します。

基本情報を設定する

*消費税の設定

消費税申告をする場合は「課税」、申告しない場合は「免税」を選択します。

企業して1年目は「免税」ですが、1年目でも資本金が1,000万円以上だと「課税」となります。

「課税」か「免税」か分からない時は、税理士さんに確認すること(^-^)

 

*科目や部門の設定

弥生会計には、一般的な勘定科目が設定されていますが、追加したい科目や補助科目があれば登録します。

また管理する部門や店舗が複数ある場合は、部門や店舗の設定も可能です。

 

*前期繰越残高(開始残高)の入力

 

前期繰越残高を科目ごとに入力します。

前期繰越残高を設定することで、正しい決算書が作成できるのです✨

 

事業所データと基本情報の登録をすると、「日常の処理」に進めるようになっています。

 

2.日常処理

日常の処理は伝票処理がメインですが、固定資産など以下の登録もします。

*固定資産の登録

固定資産を登録する目的は、固定資産の状況を把握することと、減価償却の計算をするためです。

弥生会計は、固定資産の償却条件を入力すると減価償却額の計算を自動でしてくれます。

*手形の登録

受取手形、支払手形などあれば入力します。

*伝票処理

基本の伝票入力を行います。

入力を手早くできる「摘要辞書」「伝票辞書」「仕訳辞書」機能もあります。

*給与明細書の作成

弥生会計では、12人までの給与明細書の作成もできます。

「拡張機能」から「給与明細書」、「給与明細」を選択し作成。

*会計資料の作成

入力したデータから、日次資料や月次資料を作成します。

総勘定元帳や試算表で、日常業務の管理や確認もできます。

期末には、「決算処理」と「繰越処理」をします。

3.決算

決算整理仕訳を入力して決算書を作成します。

法人は「決算書」、個人は「青色申告決算書」または「収支内訳書」を作成できます。

4.繰越処理

次年度へ繰り越す
本年度の処理が終了したら、事業所データを次年度へ繰り越して、新年度の会計データを作成します。

以上が弥生会計の作業の流れです。

まとめ

今日は初期設定の注意点、弥生会計の作業の流れを解説しました。

【初期設定の注意点】

  • 製造原価を使用するに設定した後、設定の変更はできない。
  • 電子帳簿保存は会計期間中に変更できない。

【弥生会計使い方の流れ】

  1. 導入(初期設定):事業所データ、基本情報の入力
  2. 日常処理:日常の入力業務
  3. 決算処理:決算書の作成
  4. 繰越処理:次年度に繰越

弥生会計の初期設定は、事前に入力内容を把握し準備することで、滞りなく登録ができます✨

また、操作方法は弥生の公式サイトで解説されてます。

操作がわからない時は、弥生会計 使い方動画一覧|スタートアップガイド

を活用してみて下さいね。